キッチンユカ BLOG

ヴィーガンシェフ ブログです。

食べ物で性格が変わるは本当だ。

今海外で増えているベジタリアン

お肉を食べない努力・・・

 

?どうしてお肉をやめるの?

?私一人が辞めたって変わらないよ

?肉を一生食べられないなんて考えられない。

?昔からみんな食べているのだから何が今更問題なのか・・・

 

そんな疑問が浮かぶのではないでしょうか?

 

私はフランスである家族に出会い

少し恥ずかしさを感じた経験があります。

この問題に対してあまりに無知だったためです。

 

 

結論からいうと「お肉を辞めました。」

 

というわけではないのですが、

食べる量は意識したわけではなくに半分以下になったと思います。

 

 

日本ではあまり考えられていませんが、

他国では大きなニュースとして取り上げられています。

 

 

その報道やら話を耳にしたり、見たりする事で

-よく考えて自分にできる事を探す人

-そんなの関係ない!肉は活力だ!!食べないなんてありえない。

 

という考え方は人ぞれぞれです。

 

だからこそ、自分がどう思うか、考えるのか

ベジタリアンってなに?

という疑問に向き合ってみるのは

意外にも知らない自分を知れる良いキッカケだと思います。

 

私は料理人だからこそ

肉を味わえなくては料理人としての追求に欠ける。

 

これも考えるところですが

 

料理人だからこそ地球の事を考えてできる事があるのではないかとも思います。

 

 

世界と向き合うという大きすぎて遠いものに感じてしまうかもしれませんが

「自分と向き合う」

その後ろには、家族、友人、知り合い、知り合いでもない人、でも同じ日本人、

海の向こう側にいる人達、外国の人、人間、生物、自然、地球・・・と

意識してなくても繋がっています。

 

やはり自分と向き合うという事は世界に通じていると言えると思います。

私でも世界に繋がっているんだと思うと本当にすごい事だなと感じてしまいます。

 

 

 

1950年代ですでに実証された話、

ネズミの実験です。

 

二つのグループのネズミがいます。

AグループとBグループ。

 

Aグループには食事の前に鈴を鳴らし、それから餌をあげ続け

鈴を鳴らせば「餌だ!わいわい」とネズミ達が集まるように、しつけられました。

Bグループにはなんの知らせもなく餌が与えられましたので、

鈴がなろうと反応はありませんでした。

 

さて、あるとき・・

 

 

嫌な話になるので、

そうゆうの嫌って方は

ここでお戻りください・・

 

 

さて、あるとき

このAグループの(鈴チーム)のネズミの脳をすりつぶして

Bグループの(反応なし)の餌にそれを混ぜて食べさせました。

 

Bグループのネズミはどうなったでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今まで鈴に全く反応しなかったBグループのネズミ達がこぞって鈴に反応して餌を待つようになったのです。

 

 

これが68年前の1950年にはすでに実証されているお話です。

 

 

 

 

 

 

 

食べる方は、食べたものの習性やら性格を少なくとも受け継ぐという話です。

もし牛肉を食べてその牛が短気な性格だったら

多少なりともキレやすくなる。

それくらい人間1人1人、他の命に生かされてる。すごいことだと思います。

 

 

 

日本で「いただきます」というのはなぜ?

フランス人に質問されたことがあります。

(なぜだ?とちょっと挙動不審になりましたが・・笑)

 

フランスでは「いただきます」ではなく

一緒に食べる相手に向かって「ボナペティ(良い食事を)」と言います。

言われた方は「メルシー(ありがとう)」と答えてから食事するまた違った素敵な習慣です。

 

日本の「いただきます」

 

作ってくれた人に感謝を込めての意味が半分

命をいただく意味で食物の命への感謝と敬意を表しての

「いただきます」が半分です。

 

これはまた美徳な文化だと思います。

 

「食べる方は、食べたものの命と同時にその人を受け継ぐ」

継承の儀だったとも言えるのではないかな?と考えます。

 

 

日本ではたくさんのものが普及していて簡単になんでも手に入りますから、

残ったら捨てる、腐ったら捨てる、どんどん捨てる

 

これが本当に日本は特に多くて

悪い言い方ですが麻痺です。

 

たくさんのものが普及していて

朝起きた瞬間から寝るまでテレビ、通勤の電車、インターネットで広告・宣伝の嵐。

使えなくなったら捨てればいい。代わりを買えばいい。

こんな感じでしょうか。

 

 

私はフランスのレストランで働いていた時

オーナーに日本人はすぐ捨てると嫌味のように言われて

そんなことない!!と腹が立ちましたが、

今日本に居て思うのは

あの意見は間違ってない意見と認めざるを得ません。

 

 

手に入るからどんどん買い込むではなく、

自分の一部になる食物(命)だからこそ

質を考えたり、もっと意識を向けたら

たくさん問題(美容、健康、ストレス、社会問題、世界問題とざっくりです)

がびっくりするほど動きます。

 

 

 

長くなってしまいました。

 

 

・家畜が減るとは温暖化の促進が緩みます。(温暖化問題の全体50%の問題は家畜)

・家畜を太らせるために地球の穀物が失われます。(牛を1キロ太らせるために穀物11キロが必要です)

・そのたくさんの穀物で飢餓によって飢える人が8億人いる統計があります。

・そして苦しむ動物がたくさんいます。

 

 

かなりざっくりですが、

週に1日分のお肉を減らす、もしくはやめるだけでたくさんのメリットがあります。

温暖化、森林破壊、砂漠化、飢餓、命、病気、ガン・・・etc

 

 

ベジタリアンになろうというわけではなく

少しでもこの問題について考える、知れる人がいて

それぞれに何か考える機会になれば良いなと思いシェアしました。

 

高ければ良いわけでもありませんが

安いものには理由がある。

 

大切な誰かのためにも

自分で見極める能力をもって欲しいとかんがえています。